”垢抜けBOY”❷ | ゴーストバスター☆

ゴーストバスター☆

妄想が繰り出すファンタジー笑


上矢印 

こちらのつづきになります 





厳戒体制を敷いていたが花魁幼な子を見て拍子抜けした関係者ポーン 





にしてもさ〜なんかおかしいんだよな〜 


何がですか? 

あいつの動き方 

まるで 

日本人形みたいにスーッ スーッと移動してさ、気味悪いんだよ 



と、その時だった 



ピンポーン! 

と、普段鳴らない警備室のインターホンが鳴った 



出ると、150センチも満たないくらいの小さな老婆が睨みつけてきた 



は〜間に合った 



え?何がですか? 


アレ、来てるんだろ!?と、カメラのモニターを指す 



アレッてあの可愛らしい女の子ですか?




可愛らしい?笑わすな 

アレはまぢむん(化け物)だよ 


やなわらば〜や〜(悪童や) 

小さい頃は可愛かったのに見ないうちに忌々しさが増してるさ 


と、数珠を握りしめる 



どういうことですか?おばあちゃん知ってるの? 


あ〜知ってるさ アレは小さい頃それはそれは可愛くてね 



女の子みたいでみんなから可愛がられたのさ 

でも、ある日を境にみんな年離れてるから放っておかれて 


ある日から鬼っこと言われて可笑しくなったんだよ 


あれはあの子のお婆ちゃんの血引いてるからね 


あの子のお婆ちゃんは村一番の美人でね、ユタ修行もしてたんだよ 


お婆ちゃんと似て時より見てないと言えないようなことを突然言うもんだから皆が気味悪がってね 



しかもそういう時に限って一人で廃バスや暗いとこに一人とことこ入ってたわけさ



そ、そうなんですね 


と、警備室の者はいきなり異次元の話に無理矢理相槌を打つ 




それにしても

あのスーッ、スーッとした移動腹立つわ〜と 


まるで

ガキの使いの浜田みたいなツッコミをモニター越しに入れて一人花魁幼な子のとこへ向かった 




ええ!やめとけ!と、ユタ(地元の霊能者)っぽい婆さんの言うことを無視して警備員は向かう 

その止めた理由を数分後知ることになる






お嬢ちゃん、一人であぶないよ

ねぇ、お嬢ちゃん、 

と声をかけると




ふりむきざまに

私はお嬢ちゃんではない! 

と、二重音声のような図太い声で言った




警備員の腕はあり得ない方向へ曲げられウギャァ〜! 

という悲鳴が館内中に響いた 





そのあとまた 

悪びれる様子もなく得意の紅芋のアイスを買って食べていた(二回目) 




それを見て 


皆はぶっ倒れた。





皆がぶっ倒れた中、老婆は語気を強めて言った 

やなわらば〜や〜(悪童や) 


絶対ぬがらさん!(逃がさん) 






オカルト妄想日記終わり