こちらの続きになります
其処は廃墟の占い館
鳥居のような門をくぐり
風鈴の音を頼りにリュックをしょった女子二人が向かう
女子A:結構歩いたわね〜
女子B:まあ、たまにはいいじゃん、空気が綺麗だしさ
女子A:そうだけどさ〜本当にいるのかな〜あの人?
門を潜ると、お得意のベリー系のお香が焚かれている
いらっしゃいませ ようこそおいでなさいました
女子A:かわいい〜
女子B:本当だぁ、こんな山奥に花魁着物はお洒落ね
女子A:あ、これお土産ですぅ〜
と、紅芋のアイスを差し出した
では、占ってくわ
まず、あなた、あなたは何処かのルポライターかしら?
と、女子Bを見る
そして、あなた、あなたは呪詛やってるね、なんか黒い霧がかかってるわ
女子A:な、何?呪詛って?
呪いよ、あなた人を呪ってるわね 呪いのプロにお願いしようがしまいがあなたが誰かを恨み口にしたり何処かに書き込んだり強く思うだけで呪いは成立する
言っとくけど人を呪わば穴二つ 意味は知ってるよね?
女子A:の、呪いだなんて失礼しちゃうわ しかも何も相談する前に占うって何?
私レベルになると顔を見ただけで此処に何をしに来たかわかる、出生地、歳、年齢などであらかじめ調べるのは誰でもできる
そこのあなた、取材で来たなら詳細を戻って報告してきなさい
と女子Bを見ながら言った
たじたじになり頷く女子B
あと、それからあなた 身の回りの物がよく壊れるでしょ?
身代わりになってる可能性があるから自分にあった神社、お寺に行ってお守りを買いなさい それを付けて置くこと
神社、お寺、合う合わないがある、それが時が過ぎれば合う場合もある
それを模索するのも修行で自分都合で考えない事 なぜ合わなかったか?なぜはじかれたか考えなさい
そう言うと、納得いかない様子の女子Aは
女子A:なにあの態度?上から目線でさ!アイス持って帰ろかな
と、ふりかえると
既にアイスは食べ終えて猫みたいに舌をペロリとしていた
それを見て
女子二人はぶっ倒れた。
オカルト妄想日記終わり