その昔、約20数年前の免許取り立ての頃の話です
みんなで心霊スポットに行くことになり、車2台か3台くらいで行きました
だいたい7、8名くらいだったかと思いますが今は取り壊された某所は夜は入り口だけ街灯がありましたがあとは真っ暗な山道でした
あまりに有名ですれ違う人もいたくらいでした、携帯とか無い時代なので電灯持たなきゃ本当に暗いだけで明かりもないので途中引き返しました
帰り道も何もなかったのですが
なぜか知らないですが大勢になったせいかイキった人間がいましたがあの日以来記憶がないくらい見なくなりました
とくに先頭を行っていた二人
一人は霊障を受けるようになり頻繁に霊を見るようになったとか…
人伝てに20数年ぶりに聞いてびっくりしたくらいです
肝試しとは言いますが霊障ってそう簡単に取れるものでもないのかな、といったのが私の感想です
しかも何十年も人に言えなかったわけですから、これからの時代、とくに霊障問題は人に言えなくなるでしょう
私はそれを生業としてないから客観的に言いますがお金をかけてもその人達が納得してお祓いができていればいいと思います
安価でも納得しない人はいるでしょうし、実際に高額で側から見れば騙されてても本人が納得していたらいいのかも?しれません
でもまあ、その前に触らぬ仏に祟りなしなので心霊スポットには行って良い事は微塵もありません
その昔、仕事でリフォームをする事になった時に廃墟同然の物件を改装しました
其処に工事に入るにあたり、まず手付かずの神棚、これをどうするか?という事になり綺麗にしてお線香をあげ手を合わせました
工事中怪我人も出ませんでしたしそもそも事故物件ではないのですがなんせ何十年も放置されたり時たま倉庫代わりに使われた場所ですのでドアを開けると毎朝古びた空気を味わいます
もちろん換気をして人が手入れをしていく中で見栄えもどんどん変わりました
しかし、あまりのストレスで私は其処を辞めざるを得ませんでした
其処で初めて、古い板を再利用する人間がいる事に気づきました
オーナー指示で使わされましたが真新しい木材のいい匂いではなく苔で湿ってそりかえったものもありますし使えなくはないですが私なら絶対使いません
あとは常に真っ暗闇な世界
想像してみてください、廃墟同然の場所で
視線を感じながら
ただただ真っ暗闇で
電気も付けずに
気休めのポットで溜めたお湯でカップ麺を食べるわけです
気が狂いそうであきらかに精神を病みました
およそ10年ぶりくらいに其処を通ったら昼間なのに全然かつて(移転前)のような明るさがなく開いてるかわかりませんでした
リフォームしても拭いされない何かがあるのでしょうか?