日向灘の地震については“日向灘地震と「九州パラオ海嶺」と「沖の鳥島」 その1”をお読みください
九州パラオ海嶺
九州パラオ海嶺は九州沖から沖ノ鳥島を通り、パラオ島の辺りまで続く全長3000㎞の海嶺で、九州沖でユーラシアプレートの下に潜り込みます。
出典:用語解説 九州パラオ海嶺
ユーラシアプレートの下に潜り込んだ九州パラオ海嶺の行く先は
九州パラオ海嶺は南海トラフでユーラシアプレートの下に潜り込みますが、潜り込んだ上にあるのが日向灘です。
滑らかなプレート表面ではなく、でこぼこした海嶺、海底火山群が潜り込んでいるために地震が多いようです。
そしてその先に何があるかというと九州と四国を結ぶ“別府-万年山断層帯”(下図の四国から九州に繋がる赤い線)です。
また“別府-万年山断層帯”と並行している細長い半島が“佐多岬半島(三崎半島)”で、この半島の付け根近くにあるのが伊方町と“伊方原発”です。
何とも素晴らしい場所にあると思います。
https://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/kyushu-okinawa/kyushu-higaijishin.gif
さて九州パラオ海嶺にある「沖ノ鳥島」。
日本の最南端であり日本にとってはとても重要な島です。
島として認められると「延長大陸棚」となり、周囲12海里は領海、200海里は「排他的経済水域(EEZ)」となります。
中国、韓国は島とは認めず、ただの岩だとしていますが、台湾は前政権では中国韓国に同調していました。
しかし現政権では「政治的に特定の立場をとらない」と、事実上前政権の決定を覆しています。
日向灘地震と「九州パラオ海嶺」と「沖の鳥島」 その3「沖の鳥島」に続く。