日向灘地震と「九州パラオ海嶺」と「沖の鳥島」その3「沖の鳥島」 | 夢老い人の呟き

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日向灘の地震については “日向灘地震と「九州パラオ海嶺」と「沖の鳥島」 その1”九州、パラオ海嶺については‟日向灘地震と「九州パラオ海嶺」と「沖の鳥島」その2「九州パラオ海嶺」”をお読みください。

 

 

「沖の鳥島」 は九州パラオ海嶺の海底火山群の一つです。

この沈みそうな小さな島が日本にとってはとても重要なので紹介します。

 

沖ノ鳥島

 

日本の最南端、「沖の鳥島」。

現在「沖ノ鳥島」は国連海洋法条約に基づいて設置されたCLCS( Commission on the Limits of the Continental Shelf)に島として認められており、周囲12海里が日本の領海、200海里が排他的経済水域となっています。

図出典:ニュースでよく見る「領海」や「接続水域」何が違うの?

 

 

 

ではなぜ沖ノ鳥島は日本の領海か?

上述のように国連海洋法条約に基づいて設置されたCLCS( Commission on the Limits of the Continental Shelf)に島として認められており、沖ノ鳥島は日本の延長大陸棚です。

 

一方日本と利害が対立する中国や韓国は沖ノ鳥島を島と認めず、ただの岩だと主張しています。

台湾は前政権は中国・韓国と同調していましたが、現政権は「特定の立場は取らない」と事実上前政権の決定を覆し、島と認める立場です。

 

大陸棚については以下をご参照ください。

  • 「大陸棚」とは,地形的には,陸に続く比較的なだらかな傾斜の海底部分のことを指します。1994年に発効した国連海洋法条約(UNCLOS)によって,「沿岸国の200海里までの海底とその下」をその国の「大陸棚」であると定めています。 
  • UNCLOS上,大陸棚とは,基本的に領海基線から200海里までですが,地形的・地質的に陸とつながっていると認められれば,その沿岸国は200海里を超えて大陸棚を設定することができます。これが,いわゆる「延長大陸棚」です。また,延長大陸棚は自国で勝手に設定することはできず,およそ20年前,同条約に基づいて設置されたCLCSに申請をし,勧告を受けなくてはなりません。 
  • 日本は2008年11月に,200海里を超える大陸棚に関する情報をCLCSに提出し,2012年4月,同委員会から,約31万平方キロメートルの大陸棚延長を認める勧告を受領しました。この面積は,日本の国土面積の8割強に相当する大きさです。2014年7月には,総合海洋政策本部が「大陸棚の延長に向けた今後の取組方針」を決定しました。これに沿って一定の延長がCLCSから認められた4海域のうち,2海域(四国海盆海域および沖大東海嶺南方海域)については,延長大陸棚の範囲を定める政令の制定に着手し,同年10月に施行しました。その他の2海域(小笠原海台海域および南硫黄島海域)については,関係国との調整に着手することになりました。また,勧告が先送りされた残り1海域(九州・パラオ海嶺南部海域)については,CLCSにより早期に勧告が行われるよう努力を継続しています。 

出典はこちらです。

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