株価時価総額第一位の自動車会社といえば、ご存じ世界の長者番付第一位のイーロン・マスクさんのテスラ社。
資産に見合った課税がされていないと批判されたマスクさんが、それなら株を売って税金を払うと保有株を売り始めたイーロンショックで株価急落しましたが、それでも1兆ドル企業、現在の為替レートなら約115兆円とトヨタの約35兆円を大きく引き離しています。
ではテスラ、トヨタに続く業界第三位はというと、当然VWと思うでしょうが違います。
Rivianという会社に抜かれました。
Rivianの株価はこの1ヵ月間でこのように推移し、現在1273.83億ドル、約14.58兆円です。
ちなみにホンダは6兆円、日産は2.7兆円です。
この株価の推移を見れば分かると思いますが、Rivianはスタートアップ企業で、私が次の記事を書いたのは2019年の1月です。
威張るわけではありませんが、日本のマスコミよりは大分先を見ています。
どんな車かというと航続距離400マイル(640㎞)プラス、0-96㎞/h加速3秒、4モーターで定地旋回できてしまうという化け物ピックアップです。
RivianはAmazonの支援を受けていますが、先月から上の動画のR1Tを生産開始したばかりです。
従って生産台数は限られていますが、投資家はバイデン政権の政策を見てこの会社は伸びると判断したのでしょう。
しかし化け物ピックアップがRivianだけかというと違います。
これから日本メーカーはこういう黒船と勝負しなければならなくなります。
外界を見ると中国は国家資本主義の下、‟製造2025”という国家プロジェクトを進める中で、7秒に1社というハイペースでスタートアップ企業が起業しています。
またアメリカもEUも脱炭素で、国も経済界も変わろうとしています。
日本まだ世界の変化に気付いていないのか変わろうとしていませんが、経済もテクノロジーもデジタルも分からない老害のような政治家から、若い優秀な人に変わって欲しいと思います。
日本にはこういう人材はいないものでしょうか?