海面上昇よりも深刻なSinking | 夢老い人の呟き

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先日バランガイ(フィリピンの行政の最小単位)オフィスに行ってきましたが、その辺りは数年前までは雨季でも冠水することは無かったそうです。しかし現在は雨季の豪雨で一面水浸しになります。

原因は地下水のくみ上げで、上水道の事情が良くないこの国では地下水を汲み上げて使用する家庭も多くあります。

これは環境法で禁じられていますが、ポンプにカバーして見えないようにして使っているそうな叫び

我々の暮らす地面は実は地下水によって浮いているようなもの。

地下水汲み上げによって街はSinking してゆきます。

 

環境活動家は1901-2010年の約100年の間に19cm海面が上昇し、このままでは、21世紀中に最大82cm上昇すると予測し、警告しますが、Sinking は桁外れに深刻です。

 

義兄一家の住む街もいずれ下の動画のようになるのではないかと危惧しますが、Sinking が進み、道路は嵩上げしますが家々は取り残され、道路が両側の家々よりもずっと高くなっています。

 

 

 

 

 

 

また地下水汲み上げはSinking だけでなく、地下水枯渇をもたらします。

 

 

 

かつてアメリカの穀倉地帯グレートプレーンズは干ばつが見舞うとダストボールと呼ばれる巨大な砂嵐が土を舞い上げ、東海岸、大西洋まで運びました。

それを救ったのがグレートプレーンズの地下にあるオガララ帯水層ですが、これはサステナブルな資源ではありません。

やがてオガララ帯水層は枯渇し、映画「インターステラー」のような世界になるかもしれません。

 

 

 

若い人には分からないかもしれませんが、少年期、青年期に憧れの地だったカリフォルニア。

しかし今では年に1フィート(30センチ)沈み Sinking が深刻な地となっています。

 

 

 

 

かつて、人類には地下水ポンピングなどという技術は無く、文明は肥沃な地を砂漠化させ、また新たな文明の地に移ってきました。

そして文明は発達しかつては使用できなかった資源を見つけ栄えてきましが、決してそれは持続可能なものではなく、やがてを地球を住めない星にするのでしょうか?