島袋先生の教室に通うようになってから…
夏の盛りには、
ディープインパクトなイベントで翻弄されること毎年…
そして今年も…
旧小野田市焼野海岸にあるスペイン風料理レストラン「Sol Poniente」にて…
開催されるシーサイドサマーフェスに初参加…
(当然乍ら、先生が決めたの…)
2年前の「パナリフェス」でのことがあったので…
「もう一丁、やってやろうじゃないの…」的な心境にも…
(「サマーフェス・リベンジ」みたいな…のは自分だけ…?)
(出演報酬は無いけれど、賄い料理の豪華さに… 一同即首肯…?)
「あなたの三線が本来のポテンシャルを発揮出来てないのよ!」
「爪が真っ直ぐに弦に当たってないの、
ビビビの音は隣の弦に無駄に当たってるのよ!」
「その七の音はなに? 爪がウマに近過ぎるでしょ!」
「どうもあなたの構え方が…!」etc.
(迷、辛、虚、無…、やがて喪…?)
パフォーマンスの妨げになる自意識過剰の雑念が吹き飛ばされる代わりに、
混乱の懊悩が…
本番直前の練習日でも私を苛む…
それでも本番当日、
焼野海岸の景色は快晴の紺碧に海の濃紺…
強い海風は暑気を吹き飛ばすけれど、
鍛錬不足の譜面台を薙ぎ倒し、
工工四を捲り上げる…
リハーサルではメンバー全体が浮き足立ち、
先生の叱咤も強風と一緒に飛んで来る…
私を苛む懊悩は一緒に吹き飛ばす訳にはいかず、
弾手に思いを込めてみるが弦手が野放しになっている…
1曲目、 集中力を高め、
(えぃ、ままよ…)
ビビビの雑音が聞こえる…
先生から「テンポ、速いからー!」の檄が飛ぶ…
2曲目「ユイユイ」は、
フロント3人のテンポが合わない…
センターの唄が突っ込み過ぎ…
(前夜の1Hライブでエネルギー枯渇気味…?
本場の沖縄から母上と兄上が来山して見守ってくれている チバリヨー!)
一方で小生はバックで弾手としてサポートしようにも、
工工四が捲れ上がって事にならず先生の不信感を買う…
(以下、次回にて…)