ゆいレールが「首里」から「てだこ浦西」まで延伸したのは、
令和元年10月のこと~
計画では、中城やら糸満やらへも延びるんだそうで…
初めて首里駅を通過して「浦添前田」で下車…
駅舎の造りはどの駅も同様なんで特に感慨は無し…
年末であり、ゆいレールのポスターカレンダーが無料配付されていたので、
邪魔になるのは判っていてもしっかり頂戴して…
(今、そのカレンダーは実家の居間のテレビの上壁に掲げられていますが、
多分親は、それが何の図柄なのか理解してないでしょう…)
浦添市では、毎年2月に「浦添てだこウォーク」を開催していますが、
令和3年2月は中止が決定…
その30㎞コースの道程を辿ってやろうと…
浦添大公園南エントランスから進入し、
管理事務所近くの上り口から城址を目指します…
石畳の名残りを留める遊歩道に差し掛かれば、
最初に視野に入る「浦添城前ぬ碑」なる畳2枚分を縦に並べた様な大きな石碑が…
「琉球王朝最大の悲劇を味わった」とされる「尚寧王」の時代に、
浦添城から首里までの幹道が整備竣工されたのを記念して設置されていたもの…
石碑の縁取りには流雲のレリーフが微細に刻まれているのが壮麗ですが…
残念ながらこの本物は1945年の沖縄戦で破壊されていて、
約20年前に復元されたレプリカですね…
浦添城址に登れば、
北東の方向に望む「嘉数高台公園展望台」が…
オスプレイが轟音を立て離着陸の訓練中…
ここいら一帯は戦争で凄惨を極めた「前田高地」(映画「ハクソーリッジ」の舞台ですね)の場所…
琉球王朝の陵墓「浦添ようどれ」は東シナ海に西面していて、
丁度、米軍の艦砲射撃の標的となる位置にあったが為に…
山体崩壊で下敷きになり無残な様の古写真が陶板に刷り込まれており、
よくぞ復旧させたものだと感銘…
30㎞を約6時間で歩破するのが目的なんで時間に余裕はないのですが…
矢張り、
こうした場所に来れば暫し足を留め、
思考深慮せざるを得ないものだと…