首里城再建に向けた資金調達は~
県の直接分も併せ県内各地からの総寄付額が約49億円に到達したそうで…
那覇市のふるさと納税制度を利用した寄付額は、
目標の1億円の約9倍だったとのこと…
(東のアザナより復興の光景)
今後、
正殿再建の為の木材や赤瓦の調達資金に充てられる由…
30年前の正殿復元では、
直径1m級の「台湾ヒノキ」が約100本緊急輸入されていましたが、
(樹齢300~500年ものなんだそうで…)
台湾はもう既に禁輸対象の指定に…
今回ではその大部分で国産ヒノキが確保されており、
正殿側面の小屋丸太梁には沖縄県産ウラジロガシが使用されることが決まったとのことで…
(純国産で再建なんてめずらしい…?)
一次的な情報ではそうなんでしょうが、
構造材以外の「型枠材」とかはどう調達されるんでしょう…?
(以前の記事で紹介しましたが、新国立競技場建築の為コンパネ材が約21万枚使用され、日本の面積の4割に相当するマレーシア・サラワク州の熱帯雨林が消滅したと云う…)
赤瓦でも、
前回記事のように焼け残ったものの再利用があっても尚、
正殿だけで約6万枚、
全体では約10万枚が新たに必要になるとのこと…
その為の沖縄特有の泥岩クチャの確保も困難で、
もう30年前と同じ瓦の色合いは出せなくなるだろうとも…
瓦職人や漆器職人とかの人材不足も深刻で、
業界は組織を挙げてその確保に取り組んでいるところ…
焼け跡の御内原のテント内で黙々と赤瓦の復元に勤しむボランティアさん達の姿と重なり、
復活に向けた再建事業はもうあちこちで始まっていると実感…
正殿復元の具体的着工は2022年度中に、
完成は26年度中とのこと…