昨年は直後の焼け跡を龍潭池の対岸から望み、
想いを巡らせるだけでしたが~
今回は、
「那覇まちまーい」に申し込み、
首里城内の現状を解説付きで内覧させて貰いました…
事件から丸1年…
焼け残った「根性」の龍柱は台座から切り離され、「入院」養生中…
「退院」後は資料館で「永年安置」されるそうで…
無残に破片となった正殿の赤瓦…
棟瓦の巨大なシーサーの目玉…
説明されなければ判別出来そうにない程に歪んだ鬼瓦の龍の口髭だと言われる鉄骨…
傲岸不遜なアジア系観光客達はすっかり見られなくなった一方で、
騒ぎ回って落ち着きのない学生達の団体は、
ジャージ姿の胸元のネームが「仲間」とか「金城」とか…
地元中学校だかの研修旅行かと…?
今こそ、
自分達の足元の文化をこそ見つめ直す好機かと…
しっかりと学習して欲しいと思いますが、
そんな騒いでばっかりだと…?
正殿奥の御内原(うーちばら)では、
焼け残った赤瓦のうち状態のいいものは再利用しようとボランティアの皆さんが、
黙々とこびりついた漆喰をこそげ落とす作業中…
終日立ちっ放しの手弁当で…
「何か少しでも復興に貢献したい…」との人々の思い…
作業工程としてはもう終盤で、
こうした光景は数日のうちに見られなくなります…