饒波川を越えて~
豊見城の城山を目指しますが、
地形は城山から一帯が高台になっていて…
逆に那覇市街地全体が「低地」なんだと認識させられます。
城山への急坂は、
(このつづら折れが「真珠道」の道筋なんだと思っているのですが…)
交通量が少ないのが仇になっているのか…
不法投棄のゴミがあちこちに散乱していて…
ちょっと興冷め…
その中で目立つ白亜の巨大建物は「沖縄空手会館」…
頂上部の城址公園は工事中なんだか整備放置なんだか…?
自治体としての「理念」のモヤモヤ度が伺えるような…?
この城山全体は鹿児島の企業が所有していたらしく、
(どうした経緯で取得出来たのか…?)
最近になって豊見城市が買い戻したのだとか…
それにしても、
三山時代から対岸の中山を睥睨する位置にあって南山を守ってきた歴史あるグスクの跡地が…
こうも無頓着な環境下にあるのは…
その間隙を虫食いの様に展開する民間開発…
同様の問題はどこの地方都市でも抱えていますが、
権利・主張が幅を利かせ…
義務や資格について論ぜられることが疎かにされ…
「理念」とか「矜持」、「畏怖」とかが世間から語られることがなくなってしまいそうな昨今では…
せめて自治体を含めた行政機関には失って欲しくないことだと…