僭越ながら成り行きで「自治会長」の役目を仰せつかって3年~
自治会の上部団体絡みの、
ボランティア活動やらイベント参加やらで振り回され続けています。
先日は、
地区社会福祉協議会が主催する「高齢者見守り活動要員講習会」なる研修会に駆り出され、
洗脳するように散々「共助」の必要性を説諭されました。
単位自治会で「見守り活動組織」を立ち上げるよう要請されるのです。

(確かに「共助」は必要ですけど…)
自治会の中には、
「前向きに取り組みますよ!」と翼賛的な姿勢の自治会長さんもおられましたが、
でも、
各地域の実態を民生委員さんからお聞きすると…
ある地区の民生委員さんのサポート対象家庭16世帯の内、
自分の個人情報が第三者へ提供されることを承諾する世帯は僅かに1世帯のみ…
これで残りの15世帯を誰が「見守」ると云うのでしょう…?
その理念は確かに正論であり、
社会的に弱い立場の方は社会全体が暖かくサポートすべきなのは理解出来ますが、
あれやこれやの社会的仕組みや慣習がそれを阻害していませんか…?
現実が理想に背を向けている事実に考えが至ってない…?
形式的なマニュアル作りで自己満足してない…?
善意のお人好しの自治会役員達に「共助」の看板を背負わせておいて、
「これが安心のまちづくりだ」なんて勘違いしてませんか…?
個人情報提供を拒否しているその15世帯の安全は保全されますか…?
災害が町内人口が少なくなる平日の日中に発生したら?
優先的に守るべき自分の家族が身近にいる夜間とかに発生したら?
詰まるところ、
「公助」は、緊急時の即応は不可能だから頼るのは危険…
「共助」は、偶然の産物であって四六時中の保障は期待出来ないから不安…
一番確実で納得出来るのは「自助」…
と云う結論で…
(それでも「自助」に不安があるなら、「共助」或いは「公助」を受けられるようにどうすべきかと…?)