小郡地区ガイドウォーク 番外① | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

長州街道ガイドウォーク(小郡地区編)では紹介されていませんが、
小郡駅前地区は明治33年に鉄道駅が開業してより、
山口県都を結ぶ公共交通の要衝地として市街化が進みました。
更に大正になって県信連(現在の「JA山口信連」)の本部が設置されてから、
駅前の商店街はとても賑わいました。
昭和50年代頃までは…
(どこの地方都市でも似たようなものでしょうが…)

幸い、小郡地区は先の大戦で戦禍に見舞われませんでしたから、
経済基盤から地元商店街の影がすっかり薄くなったままで街並みは現在に至っています。
ですから、
江戸時代の名残りは乏しいですが、
100年程度の歴史の名残りなら結構あるんです。
築100年とかの古建築物が商店街を歩くだけでも散見出来ます。

イメージ 1
ガイドウォークのコースにあった「本陣三原屋跡」から若干駅寄りに外れたところ…
津市通りから駅方向へ南下する真正面にある建物ですから、
よく目立ちます。
「浅川邸」~
大正6年築の洋館です。
当時は写真館だったそうですが、
昭和7年に歯科医院となり、
その後一部が小料理屋にも…
現在は使用されていませんが、
国道9号線に面した玄関扉は当時の面影が残っていて風情がありますね。

面白いのは、
上の写真を観察すれば判るように街区の角を背にして建っていますから、
隣の建物との関係上、
建物の奥は正面ではなく、斜め左に伸びています。
ですから、
この建物の横の景観はこのように…

イメージ 2
ペッタンコの建物なんですね。
この写真はそのままの画像です。縦を伸ばして加工なんかしてません。
築101年にしては見栄えが整っているので、
各所有者(相続人?)の配慮が伺えます。
長く保存されていけば素敵です…