山口市小郡地区~
かつての小郡の「宿場町」は、
現在の地図を眺めれば、
現在の街地より北側に偏っているのが判ります。

現在のJR新山口駅周辺は、
海抜0m級の「低地」で、
かつては、
遠浅の湾海でした。
当時の街道は、
それに沿って延びましたから、
現在の街地をまるで迂回しているように見えるのが面白いですね。
明治33年(1900年)に国鉄「小郡駅」が開業してから、
「明治通り」「大正通り」が整備され、
街地の中心がすっかり移ってしまった現在では、
名残りさえ見つけるのが困難になっています。

今回のイベント「古地図を片手にまちを歩こう」に遠方から参加したお客さんにとって、
「JR駅から2㎞も離れた場所が出発地点なんて何故に?」
なんて疑念を持つ方も…
理由は上述のとおりですのでどうかご容赦を…
「小郡」地区の同イベントは今年も引き続きやっています!