由布島亜熱帯植物楽園で見掛けた…
カモを獰猛にさせたような赤ら顔…
沖縄首里の「龍譚池」で我が物顔で存在を誇示していたあの…
「バリケン」ですね。
ここにもいました!

南米原産種の外来生物、
家畜用に持ち込んだものが定着(野生化?)したものです。
顔の表情からして不遜で、
「カモ」の一種にしては態度がデカイです。

由布島を周遊していてヤシ並木と同様に目立っていたのは、
「モクマオウ」でした。
当初は「リュウキュウマツ」かと勘違いしていて、
植物園の店員さんも、
「まぁ、そんなもんですぅ」
(……?)
実にいい加減なコメントでした。
沖縄では街路樹にもなっているポピュラーな存在ですが、
「沖縄は杉花粉とか存在しない天国だよね」と転居してきた浅慮な本土人を、
「やっぱり沖縄にも花粉症があるじゃん!」
と嘆かせる存在がこれですね。
4~6月が花粉の飛散時期です。
最初の何年かは症状がでなくて「沖縄は快適だ」と勘違いしそうですが、
数年後には「時限装置」が起動するように、
アレルギー症状が顕在化します。

ジャングルホテルパイヌマヤの前庭の片隅で密やかに植生していたのは、
「マザーリーフ」です。
葉っぱの縁にまた葉っぱが生えているような、
(親亀に子亀…のような)
生命力が強く、
(寒さには弱いです。)
沖縄のような亜熱帯地域では普通に庭先でも、
葉っぱだけで水耕栽培しても育てられます。
(ある程度古株が成長すれば、分割して土植えに…)
親葉の縁に子葉がびっしりと生えるので、
「子宝草」とも称われる所以です。