八重山地方固有種の「蝉」~
「イシカワクサセミ」…
日本一小さい種で、
1~2㎝程度…
これがサトウキビにとって「害虫」なんだそうです。
サトウキビ畑の中で、
🎶ジジジジ……🎶
と鳴いています。

~の鳴き声が聞こえません!!
梅雨明けしたばかりで、
地中に溜まっていた水分が昇華し切れてないからでしょうか?
湿度の大小を感知しながら、
「蛹」→「羽化」のタイミングを推し量るのでしょうか…

この黄金色の「蛹」…
成虫の開長は13㎝にもなる日本最大級の蝶「オオゴマダラ」です。
白黒の斑模様が特徴で、
図体がでかいからか、
ゆっくりと羽ばたきながらフワフワと滑空するように飛翔します。
(2000㎞も移動するので有名なのは「アサギマダラ」ですね。)
(「オオゴマダラ」は南西諸島から東南アジア一帯を生息地としています。)
で、
この「蛹」が何故こんなに目立つ色彩なのかは…
幼虫時代に餌にする植物にアルカロイド系の有毒物質が含まれているからだとも…
周囲に同化するより、
周囲にアピールすることで、
「危機管理」をしているなんて…
まるで私達日本人への示唆のような…?

植物でも、
梅雨明けがシーズンの「サガリバナ」…
この時期だけを選んで、
昼夜を識別しながら夜間にのみ開花し、
蛾を誘う芳香を放ちながら目的を遂げると、
朝になれば儚く散ってしまいます。
桜花の散り際はどこか潔さがありますが、
早朝の川面を漂うサガリバナの花群は…
幻想的であります。
