やんばる2Dayマーチ~
30㎞ウォーキングコースは県道71号線を許田から宜野座村松田地区へと向かいます。

峠越えです…
太平洋側の南東方向なんで、
朝日が眩しいです。
ちょっぴりステージ変わった感があって、気分がいいです。
これから太平洋に向かって坂をどんどん下りますが、
途中にはこんな光景も…

大字久志地区の北部辺りでしょうか。
開拓団の記念碑が建てられていました。
辺り一面がパイナップル畑の農場です。
やんばる地域は、
「国頭マージ」と称われる酸性赤土土壌地帯ですから、
パイナップルの生育に最適と言われています。
「琉球石灰岩」のアルカリ性土壌地帯である沖縄本島南部と正反対の地質なのは、
歴史的に見て、
北部地域がかつては大陸続きだったものが分離して成り立っているのに対し、
南部地域は「サンゴ礁」の地層が隆起して成り立っているからだそうです。
と云うことは、
「国頭マージ」地帯と「琉球石灰岩」地帯が交わる地域は、
何だか本土の「フォッサマグナ」のような地溝帯があるのかなと想像してしまいますが、
そんな話は聞いたことがありませんね。
ただ、この赤土土壌は、
土木開発工事等により表層の森林草木が消滅すると、
雨水によって簡単に流失してしまいます。
下流域が泥流で汚染され、
漁業にも影響を及ぼす事態になっているのは、
名護湾地域の北部や本部町では顕著ですね。
(何故名護なのかと言えば…)
名護名産の「パイナップルワイン」はフルーティでグイグイ飲み易いですから、
そんなバックグランドを忘れてしまいそうですが、
ちらりとでも思いを致しつつ…
辺野古地区へ向け歩みを進めます。