沖縄「高速バス」は、
名護市役所前で下車、
直ぐ目の前に、名護市本庁舎の異様な光景が…
昭和56年築当時はピンク色だったと云う、
沖縄独特の「花ブロック」造りの幾何学模様の建物群には、
一体ずつ違う風体のシーサー56体が全体に配置されています。

この建物の設計は「象設計集団」…
この建築デザインでその年の「日本建築学会賞」を受賞したと云うエピソード付きです。
実は、この建築デザイナー集団は、
広島でも県北のJA安佐町町民センターを手掛けているので、
(この建物は「曲線美」が独特の雰囲気を醸しています。)
ちょっぴり身近なイメージ(勝手な感情)を抱いているのです。

けれども、
もう築35年…
「通風」を旨として建築された建物は、
想定していなかった「空調」設備を後付けしたものの「効き目」が今一つなんだとか…
1階の執務室のは、
直に地上に接するベタ基礎なんで、
湿気が如何ばかりかと…
コンクリートブロック造りの建物の耐久年数ってどうなんでしょうか…
接近して観察すると、
一見した華やかさの裏側の居住性がちょっぴり心配になってきます。
でも、
裏手に回ればブーゲンビリアの花が生い茂るゆったりとした芝生の中庭…

職員の皆さんの「思い」は伝わって来ますね。
私も暫くこの中庭に佇み、
初めての名護入りの思いを噛み締めました。