結局、故人の子D・Eさん達から放棄申述が受理されたと、
連絡が入ったのは、
2ヶ月後のこと…
今出来ることは、
「苦情」や「主張」には淡々と聞き置くだけ…
梅雨前の時期ですから、
故人の遺品が傷まないようアパート室内の換気を心配してやること…
心配した窓口の司法書士からも重ね重ねの助言でした。
自分達は当事者でないことを自覚すること…
どんなに非難を受けても、独断で安請け合いしたり、物を渡したりしないこと…
妹B・Cさん達にとっては、
ひたすら耐え忍ぶ日々でした。
「もうジタバタしたってどうにもならないから」と、
開き直れるまでにも同様に2ヶ月を要しました。
この間のうち、
次妹Bさんは、物忘れが頻繁で周囲を動揺させ…
末妹Cさんは、持病の高血圧症が悪化、
高熱による腎臓障害で入院する羽目に…
彼女達は最早、精神的にも体力的にも限界が来ていたのです。