「DRUM TAO」新作演出の宮本亜門さんに物申す 的な? | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

先日、初めて「DRUM TAO」の生コンサートを鑑賞してきました。
地域の和太鼓の室内イベントは度々見学していて、
判っている積もりでしたけど、、
あの、心が揺さぶられるような空気の「躍動」感は半端なかったですね。
足元から振動が伝わり、
雷鳴が響き渡るような迫力感とでも申しましょうか…

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今回のツアーでは、
初めて宮本亜門さんによる「演出」が導入されています…
和太鼓の演目って、歌詞がないんで、
そのうち、どの演目でも同じように聞こえてきて混沌化すると言うか、
注意力が散漫になると言うか…
で、「演出」が入った分、「物語」として構成されているので、
イメージを描き易い分、楽しみ方が広がった感じですね。
「物語」としては単純なんですが、
登場人物の感情や、自然の猛威の様子をほぼ和太鼓のみで表現するのは、
普通のミュージカル以上の難しさだったのかと…

惜しむらくは…
「諸行の理(ことわり)」の象徴として、
「天女」ではなく、「火山」にした方が適当だったのでは?
「争いは止めて、みんな仲良くしなさい」
程度のメッセージ性としては陳腐なレベルになってしまったような…
「人や国家の諍いなぞは 自然の猛威の下では仔細事である」
「自然への畏怖心の下でこそ 諍いは無意味なものになる」
全世界へ伝えるメッセージとして、とてもタイムリーなものになると思うのですが、如何でしょう…
沖縄に何年も暮らしている宮本亜門さんなら、
そうした感覚にはピンときて欲しかったような…
穿ち過ぎでしょうかね…