テーゲーと残酷の間にて ~ 瀬長島沖シーカヤック行 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

十分な休憩で体力回復したら、復路スタートです。
コースは単に往路の真逆、
岡波島へ再上陸すると言う…
「ちょっと、めずらしいものがあるからねー」
本日は大潮…
午後のこれからが、潮が引き始めるグットタイミングとのこと…

午前の「傷心」の記憶が蘇りますが、
引き潮だったので、そんなに苦労せず、
島の裏側(西側)の岩浜に軽快に上陸です。
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転んだら全身「蜂の巣」状態になりそうな、琉球石灰岩の岩浜を1分程移動すると、
「はい、これはクジラの化石なんだよー」
クジラの姿を想像出来るようなはっきりした背骨の部分が浜辺に露出しています。
これだけ規模の大きい化石は全国でも希少なんだそうですが、
辺りにはポツンと看板が1枚だけ…
盗掘とかで荒らされている様子もなく…
別に○○記念物とかの保存物指定になっていませんが、
地方自治体のテーゲーな行政能力レベルらしい現象と考える向きもあるのでしょうけど…
人の心理的に、そんな「お墨付き」は無い方が、
保存の為には好都合なのかも知れません…
「世界遺産」の指定を受けた途端に、「聖地」を荒らされて憤懣遣る方なし…
状態となっているどこかの「観光地」より遥かに「合理的」とも思えます。
「金目のものにならない」事象にはとことんテーゲーで寛容になれるのでしょうね…
(「拝所」とかにならなければ、ですが)
そこが沖縄らしさ、とでも申しましょうか。

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そんな呑気な考察で独り悦に入っている私の後方の波打ち際では…
大城さんが黙々と「惨劇」を展開中…
手製の銛で、
伊勢海老やらアバサー(ハリセンボンですね)を次々と捕らえています。
私はマダコと夜光貝を見つけましたが、
大城さんには報告しませんでした…
(そのうち見失っただけですけど)
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(アバサーの解体中~美味しく戴くにはしっかり血抜きが必要)