イノシシの寺社~建仁寺塔頭「禅居庵」 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

建仁寺境内の南西の端に、
この塔頭(たっちゅう)寺院「禅居庵」はあります。
禅宗系寺院(臨済宗や曹洞宗とかですね)では境内に、
本堂のご本尊とは別に「鎮守」が随所に祀られています。
毘沙門天とか弁財天、大黒天…
お稲荷さんや天神さんとかもあります。
建仁寺の歴代の「高僧」が隠居の折に、
その隠居所として小さな寺院(庵)を構え、
そこで「鎮守」をお祀りするのです。

この「禅居庵」には、
「摩利支天」が祀られていますが…
お堂の中は薄暗く、
その像も観察するにはとても小さくて何が何だかよく判りませんが、
ガイド本によれば、
「即ち三面六臂の憤怒相で一面は菩薩の相、
 もう一面は童女の相をしている。
 六臂にはそれぞれ持ち物があり、
 弓・箭・針・線・鉤・羅策・金剛杵などの武器を持ちます。
 ~~更に、猪車に乗りて立つこと…」
と記されています。
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古代インドでは「猪」は、
その素早さが智慧の迅速さや勇敢さを表すものと考えられていたようで、
この菩薩さまは猪を「眷属」としていつも従えているそうです。
このイノシシさんにも関わりのある私達夫婦は、
偶然の参拝ではありましたが、
しっかりとイノシシの素焼きのおみくじを買い求めました。
京都洛中には、
こうした十二支に纏わる寺社は沢山あるようで、
十二支寺社巡りの参考本(市販ではないのかも)も出回っているそうです。

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