平成27年4月22日~
こんな憂鬱な気分での旅行は人生で初めて…
なのに、上空の雲を突き抜ければ蒼天のキラキラした世界が拡がっていて…
人と人の愛憎や騙し合い、打算、いがみ合い etc. が渦巻く下界の混沌を嘲笑っているような…
見事なばかりの雲の絨毯を潜って着陸した東京は、
終日の小糠雨…
彼女達の職場が近くて便利な待ち合わせ場所を選ぶのには悩むことなく、
唯一知っている沖縄料理店…
有楽町の「あちこーこー」へ…
先ずは、事実関係を客観的に把握するためにも娘の同席は排除して男側の言い分を聴いてやらねば~
との心構えで聞き手に徹する積もりが…
先方さんは平身低頭で口数は少なく…
(言い過ぎは災いの元と警戒したのでしょうか…)
結局、私の「説教」調の話で場は展開し…
「起」では…
天候の話から、仕事の調子を尋ね、
職場での上司の立場からの「パワハラ」の話へ…
「承」に展開して…
性格分析から、部下に対する指導や指示の意思伝達の難しさ、
相手の性格・その時の感情・立場等に留意しなければならないこと、
それは、夫婦が共同生活を送る場合も同様であること…
それから、「転」へ繋いで…
今の混乱した状況は、式を呑気に挙行する環境下にないこと…
ホテルへの予約キャンセルのことから、
親・親族への式中止の事情説明のこと、
既に受け取っている「お祝い」の「お返し」のこと…
そして、「結」の総括で、
せっかちに結論を出させてしまうより、暫く様子見して、冷静になってから考えさせるのがベターなのかな…
と落とし所を憶測し、
1時間遅れで呼び出した娘の姿を見て愕然…
思わず、
「一体、どうしたん?」「大丈夫なんか!」と、
声を掛けた後の言葉が出てこなくなり、しばし茫然となったのでした…