東京の娘からの…
彼氏の親に会ってくれとのしつこい催促にとうとう根負けして…
気乗りがしないまま上京したのがこの3連休…
これまで、
就職して1年経ってもないのに結婚なんて時期尚早~
と云う理屈で門前払いしていたのが、既に2年目も半分が過ぎようとし…
年齢差を理由にしたくても「年齢差婚」は世間では結構ノーマルにあることが判り…
彼女のアパートの賃借契約期限が到来したのを機に、
同棲生活を事実上認める形になり…
赤の他人の賃貸借契約の保証人になるハメに陥り…
既成事実がどんどん積み上がって進退窮まる事態に…
娘としては、
上京する親達を捉まえて、
双方の親達から祝福されながら…
和気藹々とスナップ写真でも撮りながら…
来るべき次の段取りを~
と云うイメージを目論んでいた様子でしたが…
お互い共通の話題も少なく、
娘達に年齢差があれば親達にも年齢差がある訳で…
つい不必要な兄弟親族の消息にまで話が及んでしまい、
気まずい雰囲気にも…
彼氏殿は私達のそんな微妙なシラケ具合を察したのか…
当事者同士の日頃の話し合いが不十分なのか…
親達の機嫌を取り繕う娘の孤軍奮闘に腰が引けたような曖昧な態度に…
娘は感情窮まって怒り出す始末…
「まぁ、その話は二人でもっとよく話し合って…」
「慌てて進めなくても、式場のプランナーさんとかがちゃんと指導してくれるから…」
娘の空回りと、
当事者間の協議不足が露呈した形となり…
当方のテンションは更に暗転…
娘の感情不安定に、親としていたたまれなくなる瞬間…
「私達の子供」との思いは放棄しなくちゃいけないと云う無念の心境がささくれ立ち…
手を差し伸べ抱きしめてやりたいけれど…
もう親の手を振りほどいて走り出そうとしている娘の姿は後姿しか見えず…
じっとそれを見守ってやるしかない立場が辛くて辛くて…

(もう「手も足も」出ません…)