「尚」家敷地内の樋川へ~首里湧水地巡り | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

幸運だったのは、
普段は勝手に出入り出来ないのを特別のご厚意で見学出来たのが…
「佐司笠樋川」(さしかさフィージャー)でした。
この「遺構」(?「現役」と言えば言える…)では~
纏わる歴史は皆さんで調べて頂くこととして…
この地区は沖縄戦で砲撃をまともに食らった場所ですから、
終戦後暫くは土砂に埋まったままだったのを…
幸いにも直撃を免れていたため復元出来たと云う…
数奇な運命を持っていますけど、
そんな壮絶さを微塵も感じさせないくらい静寂な森の中にひっそりと…
今でも清水が流れ出ている場所です。
 
イメージ 1
 
で、
このちょっとした「森」と表現しましたけど、
ここは「尚」家の敷地にある「庭」の一部…
あの琉球王朝の末裔の、
多分「本家」に当たる邸宅なんだと思います。
琉球石灰岩の石垣に区切られた大きな屋敷群の中でも目立って敷地が広く…
条件が揃いさえすれば、
沖縄の自然は容易くパワーを発揮することがよく理解出来る程に…
植物相の濃いさが異彩を放っている場所です。
( 前回の記事の「扇風機」を咥え込んだガジュマルの木もここにあります。)
 
「森」の中に足を踏み入れた途端に、
それまでの空気感がガラリと変化するのが判ります。
一気に汗が引いて安堵するのですが…
ハブ注意です。