儀保川から真嘉比川へ~首里湧水地巡り | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

14世紀の頃、
沖縄が北山(今帰仁)、中山(浦添)、南山(大里)の3地域に分かれて覇権が争われていた時代
「水を制する者は 国を征する」と言われたように
首里・浦添・宜野湾地区には、
湧水地が数多く存在していました。
首里のような高台が、
何故湧水ポイントになるのか不思議なんですが、
雨水が石灰岩層の地下に滞留せずに流れ去るのを堰き止める役割の地下水層が、
この地域では隆起しているのが原因なんだそうです。
そんな首里地区に首里城が築城された要因は…
大いに「水」だったようです。
 
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(「儀保川」の「上之橋」~この辺りの水量はまだ控えめです。)
 
「那覇まちまーい」の集合場所はゆいレール「儀保駅」前…
首里赤平町を直ぐ下って「真嘉比川」の上流(「儀保川」)を跨ぎます。
川を挟んで谷間を形成する反対側は首里当蔵町の坂道です。
この一帯では、
かつての琉球王朝の士族達の住居跡が、
立派な琉球石灰岩の石垣に囲まれて並んでおり…
各所に点在する湧水所は、
拝所や石組みの共同水汲み場になっていて…
地域の住民にとって神聖な場所…
今でも大切に扱われている厳かな雰囲気が漂っていて…
余所者が気軽に覗き歩き回る場所ではないよと…
ボランティアガイドのおばさんから釘を刺されました。
 
イメージ 2
(首里桃原町の「宝口樋川」~もうこの辺りまで下がると「滝壺」にまで水量がアップします。)
 
ボランティアガイドのおばさんも小学生時代は、
丁度ここを通学路にしていて、
「暑気払い」のため…
よく滝壺へダイブして遊んでいたらしいです。
 
涼しい風が流れます。
この日陰から暫くは移動できませんでした。