翌朝…
結局、民宿の前でクダを撒いていたオニイさんは、
民宿前のテラス段の片隅で寝転がっていました…

那覇・前島の朝は…
ペンキが剥がれ落ちた老朽ビルの佇まいの風情…

街はこれから…
日中の暑気を体内にエネルギーとして取り込み…
それを、日没と共に一気に吐き出そうと…
今はじっと潜伏しているかの様です。

人々は…
そんな街の蓄熱現象を忌避しているのでしょうか…
戸外の人数は疎ら…
室内に籠れない作業員さん達の…
僅かな日陰を慈しむ様な姿が僅かにポツンポツンと発見出来るのみです。

中には、
こんなお墓の前にも…
日陰には間違いないですが、
こんな空間を普段から身近に感じつつ生活している…
沖縄人ならではの光景ですね。