仲村兄弟(兄)に対して何かと対抗心を燃やしていた私でしたが、
彼は一見、ホネカワスジエモンのようでいて、
そこは、「蛙の子は蛙」…
「アウトドア系の子はアウトドア系」…
あの細身のパドル捌きの何が推進力をそんなに生み出すのか…
そんなに力は入れてなさそうなのに、
効率よくて無駄のない水切りに…
一つ一つが長いストローク…
淡白で無欲な動きの中に秘められた「匠の技」のようなものなんでしょう…
ちょっと齧っただけで「経験者」ヅラしている観光客など相手にならない程、
父上からは仕込まれてきたのでしょう。多分。
そんな彼の本業は、
地元雑誌のレポーター…
どんな系統の雑誌なのかは詮索してはいませんけど、
昨日「宮古島」での仕事から戻ったばかりとのこと…
宮古島の印象と言えば…
住宅街をうろついていると感じる違和感…
本島では必ず見かける屋根の上の○○が殆んど見当たらないのですが…
その屋根の上の○○と言えば?
~「シーサー」と思った人は「がんばったで賞」!
(確かにシーサーも少ないです。)
~「大変よくできましたで賞」の答えは…
「貯水タンク」ですね。
宮古島では地下ダムがあちこちに整備されていて、水不足の心配がなくなっていますから、
「貯水」しておく必要がないんですね。
宮古島の海の明るさや…
こうした水不足への安心感…
オトーリ習慣…
(ハブが生息してないからその辺の道路で酔っ払って寝転がっていても安心です?)
なんかを思うと、
宮古島のイメージは、
「危機管理に疎くて何処か楽観的な風土」…

(沖縄らしからぬ光景~民家の屋根には「貯水タンク」じゃなくて「ソーラーパネル」が)
そんなマイナスっぽい先入観の私でしたけど、
兄弟(兄)からの情報に心を洗われました。
宮古島では「エコアイランド」宣言をしていて、
再生可能エネルギーの推進事業が進められていますが、
昨年度から来間島では、
太陽光発電だけで島全体の電力を賄う実証実験が始まっているそうです。
蓄電池機能で夜間でも普通に生活出来ますし、
自動車は全てEVかバイオ燃料系になっていて、
EV車両はいずれは、既存メーカーのものではなく、
普通のガソリン車を地元の整備工場でEV用に改造したもので普及させる計画とのこと。
世帯数は100ほどの離島だからこそ可能な事業なんでしょうけど、
この事業が成功すれば夢は広がりますね。
事業を企画している東芝はもっと喜ぶんでしょうね。