昼休憩が長くなってしまいました。
「20㎞を漕破してみたい」なんて豪語していたのが、
たったの5㎞で悲鳴を上げているようでは、
沽券に係わります。
元気を振り絞り午後からのコースに挑むのですが、
浜比嘉島まで戻って5㎞…
この段階で、先を漕ぐ仲村兄弟のタンデム艇にどんどん引き離され…
推進力をつけようとパドリングに体重を乗せる腕力漕法も続かなくなり…
(腕の筋肉がオーバーヒートです。)
追いつこうと云う気力が萎えてしまいました。

(まだ一生懸命タンデム艇にくっついていますが…)

(やがて引き離されます…)

(更にどんどん引き離されて…)
仲村兄弟の漕ぎ方を見ていると、
変に力が入っておらずとてもスムースな動き…
一見ひ弱な仲村兄弟(兄)ですら(失礼…)、
座間味から泊港までの40㎞を単独行じゃなくてもちゃんと漕げている訳ですから、
それには必ずテクニックがあるに違いないのです。
聞けば、
変に力を入れるのではなくて、
海中にパドルを入れておく時間を長くするためにストロークを少しでも長く取るのがコツとのこと…
一夜漬けで簡単に漕法の癖が改善される訳はないのですが、
縋る思いで悲鳴を上げている我が腕の負担を軽くしようと苦闘…
タンデム艇は更に島を一周すること5㎞…
その遥か後方で気力を喪失したシングル艇がヨタヨタと…
正味15㎞…
出発点の兼久港へ戻った時には既に6時間が経過…
私の冒険は「看板倒れ」に終わったのでした…