DRIFTとCURRENT ~ ウトゥルサムンヌミーブサムン | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

シーカヤックをやっていて~
尽々思い知らされるのが「潮流」の恐さです。
目の前の離れ島へ渡ろうとするのに、
幾ら漕いでも近付けない…
正面の積もりがいつの間にか違う方向へ…
川流れで優雅な岸伝いの漕行の筈が、
夕方からの山風でどんどん沖へ流されてしまったり…
 
そこ夫々の地形や時間帯によって変わる、
潮流や風の動きを理解していないととんでもない目に遭ってしまいます。
「ちょっとだから…」
との浅慮で、相応の報いを何度も受けた記憶から…
リーフカレント(離岸流)の潮の異常な流れとか、
海峡の荒波とか渦潮とかを見ると…
背中がどうしてもゾワゾワするのです。
 
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海上から見れば、
その人智とか人力を大きく凌ぐ自然のパワーや脅威と云うものを実感するのですが…
これが海中に潜ると、
その畏怖心が薄らぐような感覚を抱きます。
中級クラスの人なら経験があると思います…
「ドリフトダイビング」…
私の初体験は渡嘉敷島の隣の儀志布島の海峡「自津留島」のポイントでだったんですが、
自分がどう潮流に流されているのかさっぱり判ってない始末で…
それでもインストラクターのお兄さんはちゃんと発信器付のフロー(浮き筒)携行で「漂流」に備えてました。
40分も潜っていると、
弱い潮流の所でも5㎞は流されてますもんね~
 
それがバリ島では、
「まるで洗濯機の中にいるよう」な状態になって、
危険を感じて30分程度で浮上したら20㎞流されてたと云うのですから…
自然のパワーを舐めたらいけません。
「脅威」を「醍醐味」のように錯覚させる開放感とでも言いましょうか…
「文明の利器」の装備に安心して「準備万端」…
なんて認識は我が身を滅ぼす致命傷になってしまい兼ねません。
(色々あります「文明の利器」)
それでも潜りたいのなら…
どうぞお大事に…