閉鎖空間の「臭い」? ~糸満漁港にて | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

その糸満漁港のお祭り会場へ向うシャトルバスの中でのこと~
搭乗者が集まるまでの間、待機させられます。
旧型のバスはエンジンをかけっ放しながら、
パワー不足で車内の温度は段々と上昇していきます。
そこへ乗り込んできた父子連れ1組…
暫くは我慢していた7~8歳の男の子…
ジワジワと迫る暑気に耐えかね、とうとう…
「このバス臭いよ! 父ちゃんよくこんな所で我慢できるね!」
「あ~ もう! 頭痛くなってきた!!」
 
そこへ居合わせた乗客の大人達…
この男の子のもの凄い不満表現に、
不快感を我慢している自分達の行動がとても空しいものに思えてくるのでした。
 
 
その時は、
「暑い」と言う子供らしい稚拙な表現力…
程度に考えていたのですが~
 
我が職場の3階事務室には、
狭隘スペースに無理やり確保した面談室が一つあります。
部屋の中央にパネルで四方を囲んで拵えたもので窓と云うものが無く、
防音のため天井まで封鎖しているものですから、
入口ドア以外は完全な密閉空間になっている訳です。
夏場は、扇風機を利用しているので風の動きがあって認識できていなかったのですが、
ここの密閉空間の空気は極端に淀んでいるのです。
最近、この部屋を利用する度に、
鼻炎症状と眠気と偏頭痛に見舞われていることに先日やっと気付き、
すっかり恐ろしくなりました。
 
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今から思えば、
あの糸満漁港での男の子の不快感表現は、
こうした「空気の淀み」に対する警戒だったのかと…
それにじっと耐えている大人達は、
不快を不快と言えなくなった感性の乏しい生き物に成り下がっているのかも知れない…
なんて想像を逞しくしています。