強風の中の慶佐次川遡行も、
昼の干潮時近くなり、見る見る水が引いていく中、
川下から団体のカヤック群がザワザワと向かってくるのが見えます。

事前に察知していたガイドの玉城さんから待機の命令です。
支流が合流する入江に退避して、
この一団が過ぎ去るのを遣り過ごすのですが、
高校生の修学旅行のメニューになっているんですね~
マングローブ川の遡行が。
正味30分くらいでしょうか、
遡行したと思うと、
あっと言う間に引き返してきて、さっさと揚がっていくのですが~
この一団とすれ違うのが難儀なんです。
ガイドの話をロクに聞かず、
テクニックも恐怖心も持ち合わせずに突き進むのですから、
コントロール出来ずに互いにぶつかり合っている塊が、
そのままこっちに突進してくる訳です。
いくらこっちに多少の技術があったとしてもひとたまりもありません。
「川の暴走族」と称ばれる所以です。
やんばる地方の静かなマングローブ林での~
喧騒のひと時です。