お兄さんが言っている「尺」とは、
「下尺」のことで~
女弦では「八」に相当する位置なんです。
私のこれまでの構え方では、
親指と人差し指の付け根まで棹に押し付けていますから、
全く届かない訳です。
それを直ちに指摘されました。
「そんな持ち方じゃムリですね。」
(「……え~、これが「尺」じゃないの~?」と私はまだお兄さんの言っている意味を理解していません。)
お兄さんから強制的に「矯正」されます。
「ハイ、親指は棹を突くように添えるだけよ、
付け根はそんなにくっつけないの、余裕を空けるの~」
(……そんなぁ~、右手だけじゃ棹が固定できません~)
「あぁ、胴の持ち方がそれじゃあダメ~
右手だけで休憩できるのが構え方だよ~」
(……トホホ、何が何だか…)

「ハイ、バチはこう云う風に叩きつけるようにして~
それじゃダメだよ、音がプレてるでしょう!」
(痛い、痛い…私の指を壊さないで~)
この間、ほんの5分程度…
私の自尊心はズタズタにされてしまいました。
お兄さんは、「妥協」と云う言葉を知りません。
また、これからも頑張りたいと思います…(涙)