妻から「バチ」を買って来い~
と命令されていたので、
「ちんだみ工芸」を9年ぶりに再訪しました。
このお兄さんは、
西崎青年団の「地謡」(じかた)をやっている一見「優男」~
黙々と三線の胴部分の仕込み作業をしていたのを中断して、
素人の「バチ」選びにテキパキと応対してくれました。

「もっと指穴の大きいのはないのか」
とのド素人の無知な質問に、
「バチは指穴で選ぶのではない」とピシャリ。
そうです、
バチは親指と中指がバチ先にきちんと届くかどうかで選ぶのです。
指穴の小さいのは、
鋏の刃でグリグリと穿って調整すればいいのでした。
勉強になりました。
感心したついでに、
三線の構え方についてご教授願おうと質問したら、
それまで優しそうな笑顔の目がギラリと凄みをみせると…
「尺を押さえられるか?」
「……?」
(「尺」って中弦の小指で押さえるところ?)
(風向きが怪しくなって、続きは次回へ…)