国頭村にある世界初の発電所 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

国頭村にも太陽光発電所が設置されています。
楚洲風力発電所で…
タワーの高さは65m、
ブレードの最高到達点は地上高100mで、沖縄では最大の筈です。
最大出力は3600kW(1800kW×2基)で、これまた沖縄では最大の筈です。
約1800の世帯に電力供給出来る能力なんだそうです。
けれども、これが世界初の発電所じゃありません。
 
それが、「やんばる海水揚水発電所」です。
場所は、東村と国頭村の村境の太平洋沿で(安波地区?)、米軍北部訓練場に隣接しています。
この発電所は、太平洋を下池、
人工の上部調整池を上池として、
海水を利用した揚水発電を行うものです。
水路や水車、発電機は全て地下に設置されていますから、
外部からは八角形の上池部しか見えません。
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全国的には、揚水発電は「淡水」で行われていますから、山間部に設置されますが、
海水揚水の場合は沿岸部に設置が可能となり、
その分設置費用や、送電設備等の初期投資が節約できるメリットがあるのです。
しかし、その一方で、海水による「設備腐蝕」や「漏水」の問題があり、
世界的にこの発電技術が浸透しないネックとなっているのですが、
この発電所は、この問題をクリアする技術を見事に開発して世界唯一の存在として君臨しているのです。
エライっ!
 
この発電所の最大出力は30,000Kw。
沖縄本島全体での最大出力は1,409,000kWですから、
その2.1%を賄う能力を持っています。
沖縄の電力需要の大半を担っている火力発電は、
その資源を全部輸入に頼っていますから、
「エネルギー自給率」はゼロです。
原子力発電を有しない沖縄としては、
この「自給率」向上の筆頭を張っているのが「やんばる海水揚水発電所」なんです。
エライっ!!