今年の8月19日(木)、沖縄の旧盆前の牧志公設市場前の露店の光景です。
あちこちの店頭には、
ゴーヤーに冬瓜に、パパイヤだの、パッションフルーツだのと…
色とりどりの夏野菜や果物が鮮やかに並んでいますが、
必ず置かれているのが、この画像のような、
棒状のトウキビが何本も…

これは、お盆の「ウンケー」の際に、お仏壇のお供え物の中に必ず登場するものなんですね。
ウンケーでは、家族総出で、まるでクリスマスツリーのように、
お仏壇を「飾り付け」します(何だか凄まじそうです)。
で、ここで欠かせないのが、このトウキビです。
そう、これはご先祖様の「杖」なんですね。
「ウークイ」の日の「紙銭(ウチカビ)」と並ぶ必須アイテムです。
「紙銭」とは、ご先祖様が後生(グソー)で寂しい思いをしないようにと自宅前の庭とかで燃やすやつです。
聞くところによると、
この「ウークイ」の後、打上花火をするところもあるそうですが、
一体全体、これはどう云う意味があるのでしょうか。
沖縄の旧盆は、エキゾチックでかつ混沌としています。