万座毛沖海底の溶岩流 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

沖縄にも活火山があるのをご存知ですか?
硫黄鳥島(久米島町に属するそうですが、場所は奄美の方です)と、西表島北東の海底火山です。
久米島も火山活動によって構成された地質であり、
有名な「畳石」は、溶岩が固まって出来た火成岩によって組成されているんです。
 
地理的に説明すると、
鹿児島の桜島からトカラ列島の諸火山を経て、
硫黄鳥島、久米島、石垣島、西表島…
と云うラインが、火山帯(沖縄では2火山しかないので「帯」とは言えないそうですが…)になっているのです。
この火山活動の影響を受けて「高島」と称される、山地中心の地形で、川が多く、稲作やパイン畑が盛んな酸性土壌が構成されているのです。
久米島の泡盛「久米仙」が他の泡盛とちょっと違うのは、酸性土壌の水を使うからなんですね。
(泡盛の主流は、琉球石灰岩の水を使いますから、アルカリ性ですね。)
 
イメージ 1
 
で、その「高島」ですが、沖縄本島北部のヤンバル地区から、名護、恩納辺りがその地域になる訳です。
実際に万座毛沖に潜ってみて、海底の地形を観察してみると、
沖から陸地へ向け、地面が裂けているような地溝があちこちに発見できるのです。
「ここは断層地帯なのかぁ?」
本気になって心配しましたが、溶岩の流出跡なんですね。
この「高島」一体は、溶岩が固形化して組成された「火成岩」があちこちに点在しているのです。
陸地は、建物や植物に隠れていて、それを確認することは難しいですが、
海の中では、その実態がよく判ります。
 
素潜りでも簡単に観察できるので、一度体験されることをお勧めします。
ちょっとした迫力なので、
これだけの溶岩がどこから押し寄せて来たのか…
ひょっとしたら、この付近にまだ発見出来てない海底火山があったりして?