糸満ハーレーのお話をするのに、つい枝葉の方に意識が行ってしまい支離滅裂になっています。
旬の時期を逃してしまわないように、話題を戻します。

最初のウガンバーレーから、午後3時頃に行われるクンヌカセーまでは、
市民参加の職域ハーレーや、学校対抗、アヒル取り競争など~
市民が盛り上がる軽いタッチのイベントが延々と組まれています。
概してローカル色たっぷりの大らかなお祭りです。
で、これらのイベント毎に本部席から、
スポンサーや出場チームの説明やら、漕ぎ手(ウェーク)の紹介やらで、口上が長いこと…
「一番ウェーク、○○○君~ アメリカ屋~!!」
「アメリカ屋?」
お互い知り合いなんでしょうから、勤め先のことでも言ってるのでしょうか。
まるで江戸前花火の打上げの時のようです(「玉屋~~!」とかの)。
競技の最中もアナウンスに熱心で、喋り手も一緒になって興奮しているものですから、スピーカーの声が割れて喧しいことこの上ありません。
「さぁ~ 長丁場だぁ! スープ(アガイスープのこと)はこれからだぁ~!!」
観客も騒然としています。
波止場の中学生達は、興奮して競技中の爬龍船目掛けて次々に海に飛び込みます。
周りの大人達は銘々が指笛、
オバァ達は、太鼓(パーランク)を敲き上げて大はしゃぎです。
この会場の雰囲気は、ローカルの祭りならではです。
学校も職場も大らかで、
学校には生徒達は集合しているのですが、授業をしているのかしてないのか…
先生方もハーレーに出場してますもんね。
糸満の町は、市を挙げて「お祭り騒ぎ」です。