慰霊の日~南部戦跡周辺 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

イメージ 16月23日ですね…
せめて今日くらいは、沖縄を訪れている能天気な観光客は、
あの戦争で命を落とした様々な立場の人々の慰霊のため…
敬虔な気持ちで沖縄の歴史について思いを致さねばならないのでは…
と言っている私は、海でカヤックを漕いでいたりしたこともありました~
不心得者です。
 
糸満ハーレーで「御願バーレー」を見物してから、
クンヌカセー(転覆競漕のことです)まで時間があるので、
南山城跡を巡るべく~
那覇バスの南部循環腺107番に乗った積もりが、
108番の喜屋武・真壁周りの逆周り路線に乗っていて、
あっと言う間に、喜屋武集落まで南下してしまいました。
 
もうここまで来ると、あちこちに「南部戦跡」に関連したポイントが散在しているのがバスからでも目に付くようになり、
平常心でいられなくなるので出来るだけ敬遠していたのですが、
矢張り「ひめゆりの塔」前にさしかかると、
次々到来する無邪気な観光客達を執拗に誘い込もうとする土産物屋の店員さん達が笑顔で走り回っていて…
完全に観光地化された無節操さに感情を逆撫でされてしまいます。
確かにここは、悲惨な出来事が発生し、それを慰霊するための祈りの場所であるのですが、
それだからこそ、敢えて敬遠したいと云う天邪鬼な感情が今は湧き上がっています。
 
 
私がバスを降りたのは「真壁小学校前」でした。
南山城跡のある「高嶺小学校前」と勘違いしてしまったのですが、
その誤差は、約3kmも手前~
(それから3時間に及ぶ艱難辛苦、悲喜交々のウォーキングがはじまるのですが、
今回の記事はここまでにしておきます)
 
途中の国吉と云う地区にあった「白梅の塔」は~
「ひめゆり」と同様の境遇に遭った学徒隊員達を慰霊する場所なのですが、
そのひっそりとした佇まいに、思わず手を合わせてしまう厳粛さがありました。