主人公のソバ屋の息子に尚玄、
その妹に宮崎あおい、
ソバ屋の女将さんが石田えり
時代設定は、ベトナム戦争当時の本国変換前の混沌としていた戦後復興期の沖縄が舞台です。
女手一つで身寄りの無い子も含めて3人の子供達を抱えながら、
ソバ屋一筋で家計を支えていく強さは~
一方で生活力の乏しい男達を陽の下に晒しています。
地道に生きるより、泥棒するか、暴力団に入る方が容易く生活出来ていた時代~
一旦は、その泥沼に浸かりペチャンコに凹んだ主人公が、
それでも辿り着くことの出来た所が、母親のところでした。
家族が再び更生した場所が大阪なのには~
多少我田引水の臭いを感じましたが、
これが、東京や名古屋や博多なんかよりピントが合うのは、
大阪の町には、様々な人生を包み込み、再生させる不思議な治癒力があるからかも知れません。
ところで、この作品のロケ地は、沖縄ではありません。
確かタイだったと思います。
沖縄より沖縄的な風景が、混沌さを余計に醸し出していました。