「ウンタマギルー」~沖縄モノ映画ありんくりん | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

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もう20年以上も前の作品ですが、
この映画を云々評するのは、「信者」の方々がいて心苦しいのですが~
この映画を知ることは、沖縄の風土を垣間見るに格好の手段だと思っていますので~
敢えて、ちょこっと紹介させて下さい。

平成元年の作品です。
監督は、沖縄出身の高嶺剛さん(よく知りません)。
主役のギルーには小林薫、その妹(だと思います)に戸川純~
ギルーが働いていた製糖工場の親方に平良進、その養女マリーは何と豚の化身だと云う設定です。
この作品の原作は、沖縄芝居「運玉義留」~
「ウンタマの森のギルー」と云う意味です。

各俳優のキャラ設定が十分確立されてない分、
物語全体がツギハギの感が否めませんが~
それはともかく、
大戦後の沖縄に、米軍や日本本土がどのように関わっていたか、
また、それを沖縄側がどう捉えていたか、
製糖作業の過酷さ、
人々の生活様式に「豚」がどう関わっていたか、等々…

物語進行の背景にある事象や、映像の隅々を~
よーく観察してみるだけの価値のある映画だと思います。