四十路の身空で何が一番の楽しみかと言うと、私の場合は~
「JALカードのマイレージポイント」なんです。
15000P溜めて、那覇空港を往復するのが、私の毎年のイベントとして定着しています。
そのJALが会社更生法の適用申請を行うことになっているそうで、
株主やこれまで支援してきたメガバンク3行にとっては好ましくないシナリオになってしまいました。
そして、私のようにささやかながらのおこぼれを戴いていたマイレージポインター(MPer)達にとっても、
大変な事態となることは避けられないのでしょうか…
会社更生法や民事再生法は、破綻者の再生を最優先にして債務整理していくものですから、
一般債権者はそのとばっちりを受けることになります。
破産事件のような、債権額の数%の配当を受けるだけであとは全てチャラ~
「激震に襲われ、諸共に木っ端微塵」と云うような最悪のケースとはならないまでも、
確実に債権額の一部は切り捨てられることとなり(メガバンク3行は3500億円の債権放棄を既に求められています)、
回収できる額も、一括で受けることにはならず数年に分割されるのが通常です。
ましてや、2万Pや3万PのMPの超微細債権者(そう、MPerも一応債権者なんです)なんか~
爪に灯を点すようにコツコツ溜めてきた苦労など、何の価値もないとばかりに切って捨てられるのでしょうか?
過去の航空業界の破綻の例を見れば~
4年前に米国のデルタ航空とノースウェスト航空の事件では、MPは保全されました。
8年前のアンセットオーストラリア航空では、全てパーになりました。この会社は最終的に「破産」となったためです。
まぁ、今のところ、我が国政府は、「MPは保護する」と表明しており、
まさか、「再建計画が頓挫して破産に移行する」なんてことはないでしょう…
と云う甘い考えで、結局何の対策も取っていませんが、
これからは関連情報には十分注意して~
ポイントは余り溜め過ぎずに、コマめに使うようにでもいたしましょうか。