「マブイウトシ」~本土風に言うと「魂落とし」…
幼児の夜泣きやひきつけを~
沖縄では「マブイを落とした」のだと考える風習があります。
これが2~3日回復しないと、ユタなどに看て貰ったりします。
幼児のマブイは、転んだり驚いたりした時に、身体から離脱すると考えられており、
落ちたとされる道端に簡単な供え物をし、ユタなどがマブイ寄せの儀式をしたりします。
その時の呪いが、「マブヤー、マブヤー、ウーティキミソーリ」(魂よ、私を追ってきて下さい…)
新学期が始まり、大勢の大学生が親元を離れる4月~
中国では、「空の巣症候群」と云う言葉がよく使われているそうです(「一人っ子政策」の裏面の社会現象です)。
親から離れ新生活を満喫する子供達の一方で、残された親達は…
家庭生活の中心であった子供が突然いなくなり、残された親達は、落ち着きを無くし、孤独を感じ~
甚だしいケースでは、大学合格通知に大喜びしていたのが、いざ娘が去ってしまった途端に、心にポッカリ穴が空いたようになり、仕事に本気になって取り組めない、食事を作る気がしない、時間どおりの規則正しい生活が億劫になる…
生活のリズムが狂ってしまって立ち直れなくなった、と云う可笑しくて悲しい話があるのです。
4月9日、一週間ぶりに職場に復帰しましたが、
会社の窓から見える桜並木を見て…
「相模原には桜並木が沢山あったなぁ」
「今頃、我が子は何をしているかなぁ」
つい連想してしまって、仕事に集中出来ない自分がいるのです。
早く仕事モードに切り替えて、せめて日中は目先の事柄に集中し、悲しい(?)私事は早く忘れてしまおうと焦りましたが…
「マブヤー、マブヤー、ウーティキミソーリ」
(既出)