時には自転車で、時にはウォーキングで街を歩いてみよう!
ゆっくりと観察すれば、きっと面白い世界が見えてきます。
ただ、闇雲に歩いても詰まりません。
寺社巡りでも旧跡巡りでも由緒ありそうな建物巡りでもいいんです。
テーマをちょっと絞って観察すると面白いパターンが見えてきます。
(宿場町「小郡」)
山陽道は古くから九州と近畿(大阪地方)を結ぶ重要な街道でした。
小郡は、その山陽道の重要な宿場であり、山口から萩や石見に通じる街道の分岐点でもあったのです。
江戸時代になり往来が激しくなるにつれ発展していきました。
津市上区にある「道標」は、丁度その分岐点に当たる一本松の根方に設置されています。
それには「右京江戸道 左萩山口石見道 牛馬繋事無用」と印されています。
当時は貴重な「道路標識」であった「道標」も~
往来の旅人には「牛馬の繋ぎ所」と化していたのが、笑いを誘ってくれます。
津市周辺には、本陣、御茶屋、勘定場、藩米津出蔵、などの史跡が点在しています。
玄関構えの立派な商店等も現存していたりします。
…実は、史跡だけではありません。
神社の鳥居に刻まれた文句を読んで恐怖したり~
塀の装飾に驚いたり~
不気味な沼があったり~
病院の廃墟があったり~
街道歩きの楽しさは、こんな枝葉もあるからかも知れません。
街道から外れて道草したらもっと楽しかったり~
追々ご紹介していきたいと思っています。