山口の市街地を通り、新幹線駅のある小郡(山口市小郡)を抜け山口湾を形成しています。
河口付近では、今でもシジミ漁が行われている程、比較的汚染度の少ない清流だと言えます。
先日記事に掲載した「山口湾海上散歩」程度の距離では~
チャンチャラ可笑しい初心者レベルなんで、
今回は「宇部空港」のある床波海岸まで約25km程度なら、
自分の能力なら何とかなるじゃろう…
と無謀な計画を立てました。
潮の干満を見て、潮流や海風を判断しないといけないのに、
単純に、「引き潮に乗れば楽勝だろう」と安易に考えたのが敗因でした。
河口を出て海岸沿いになる15km過ぎの辺りから、海岸に沿って北東向きの逆風を真正面に浴びて進む羽目になり~
両腕は萎え、鬱血状態に陥ったようになり、溜まらず近くの海岸に上陸して休憩することにしました。
場所は、丸尾漁港を過ぎた所の「宇部シーサイド病院」下の「網の浦海岸」でした。
30分程休憩した時点でpm3:00、すっかり戦意喪失してしまい、戦わずしてリタイアとなりました。
艇を解体して病院への坂道を登る頃には、自分の体力の限界を悟りました。
途中で転覆でもしていたら、ひょっとしたら溺れていたかも…
解体した艇と一緒に、病院前で客待ちをしているタクシーに乗り込み、
既に床波海岸に駐車しておいた車の所まで移動しました。
「…そんなことして、お客さんも物好きですねぇ」
と運転手さんから呆れられながら、惨めな気持ちで、物思いに沈み込みました。
腕は最早パンパンで、暫く使い物になりませんでした。