「瀬底ビーチリゾート」に賭けた島の夢 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

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「瀬底ブルー」の海に感動しているうちに瀬底ビーチが見えてきます。

そこから西側海岸線に沿って、島の沿岸部分の30%は占めているかと思われる~
建設途中で放置されているリゾートホテルの概観が一望に見渡せるようになります。
中には、窓ガラスまでついていて、生活出来るんじゃないか、と思えるようなものもありますが、
これが「瀬底ビーチリゾート」の成れの果てです。

「瀬底ビーチリゾート」は、かつてのゴルフ場「ザ・ビーチCC」跡地を買収した東京の「都市デザインシステム」が開発を手掛けていました。
客室数360、敷地面積34万屐∩桓100岼幣紊旅覯擇並腑螢勝璽肇曠謄觜汁曚任后
平成18年には、地元本部町も誘致支援に乗り出し、官民を挙げて地元活性化を夢見ていましたが、
折りしも米国のサブプライムローンの破綻に端を発した世界一斉不況の影響で、都デ社が20年8月に民事再生手続開始決定を受け経営破綻。
ホテル運営会社である瀬ビ社も150人の従業員を全員解雇し、休業状態に陥ってしまったのです。

現在は、新たな出資会社を模索している所で、瀬ビ社としては存続はしているようですが、
既に1年が経過した建物は~
沖縄の旺盛な自然の生命力の中で、どれだけ文明的な姿を維持出来るのでしょうか。


余りに美しい瀬底の海岸線の向こうに嫌でも見えてくるこの光景は~
米国経済の歪さや、本土資本の傲慢さだけが原因だと言いきれない~
沖縄が持っているもうひとつの裏の現象だとも思えるのです。