沖縄のお葬式 | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

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(「"おくりびと"一考察と沖縄」から続く)


そこで一方の、「沖縄のお葬式」について考えてみたいと思います。
もともと「檀家制度」のない沖縄では~
葬儀を家族単位で済ませ、お墓はお寺の境内に小さなものを…
と云うような習慣は余りありません。
一族(門中)意識が強く、また、新聞の訃報広告に見られるような「曾孫の配偶者」とか「海外居住の友人代表」だとかも名を連ねる「関係者意識」も重なって、親戚(それも膨大な)や関係者が一同集まっての盛大な「お葬式」になるようです。

そして、その際出てくる料理は~
肉や魚の料理を供するのがよいとされており、
昔は、死者が出るとまず牛か豚を屠ったほど肉料理が大切にされていたようです。
沖縄では「肉料理」が、ハレの席(冠・婚でも葬でも祭は全て)では欠かせないほど貴重な存在であったのも一因でしょうが、
「いま生きている人も亡き人も、同じものを食べ、一緒に楽しみたい。お墓の中の人にも、現世と同じ楽しさを味わってもらいたい…」と云う願いが込められているようです。


(これが「チョンダラー」に関わってくるのですが、以下次号へと続く…)