沖縄国際大学にて… | 「沖縄病」の楽しみ方…?

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

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考えるところあって「国内旅行業務取扱管理者」の資格試験を受けに、3年前の平成18年9月に宜野湾市へ行った時のことです。

受験会場はあの沖縄国際大学でした。
沖縄国際大学は、5年前の8月13日に米軍基地のヘリが墜落して大騒動になった場所です。
会場へは早めに到着したので、墜落跡地を見てやろうと徘徊しましたが、結局探し当てられませんでした。

ちょうど時期は沖縄県議選の真っ最中。
立候補者の演説現場の傍らの大学構内では、学生達がテニスのゲームに夢中になっていました。
果たして立候補者の訴えは彼等に届いていたのでしょうか…
この大学では、事件の記録を残していこうと、墜落跡の残る建物壁の一部をモニュメントにして保存しており~
毎年8.13になると声明を発表し、普天間飛行場の利用停止を呼び掛けています。
一見穏やかな大学風景も、その内奥は固まることのないドロドロした沖縄ならではの情念があるのです。


しかしながら~
「基地反対」の声は大きいですが、その一方で基地経済に否応なく依って立つ沢山の生活が存在しているのも事実です。
同様に、ここ山口県の岩国市でも、1年前、住民投票で民意を得た市長(前市長)が「米軍基地拡張反対」を主張した途端、国からの補助金が凍結され、新年度予算編成が大混乱しました。
その理念は尤もであり、不屈の精神は敬意に価します。
しかしながら…
なのです。

人々が集合し、生産・消費し、成長する経済を長く持続させるには、理念だけではやっていけません。
しかし、大勢に流されるには、余りにも悲惨な事が過去の沖縄にはあり過ぎました。
一筋縄では解決できない、複雑な現実です。




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