食傷気味だったので昼食は軽くということで島東にある小さなホテル浜比嘉リゾートへ立ち寄りました。
そのホテルの真下には、築120年にもなる家屋もある集落があります。
長年の風浪に耐えてきた珊瑚の石垣~
今はもう分厚くなってしまった漆喰の白に覆われた赤瓦の屋根~
積年の歴史を感じさせるその集落から海岸を望むところにモッコリと珊瑚石の島…
アマミキヨの墓です。
拝所になっていて、別に何があるという訳ではありませんが…
不思議と謙虚な気持ちになります。
霊所の真上にリゾートホテルが建つなぞ、あの「リゾート開発法」の下醜悪な日本人を曝け出した時代を連想したりしますが…
思い直せば、それだけ過去と現在が卑近なところで混在している、ということでもあります。
「風光明媚な景勝地に、環境無視して建つ人工物」という見方ではなく、現代生活の中に、いつでも、何処でも神々や木の精やらが宿っている、と言えるほど不思議と違和感を感じていなかったりしています。
地元の人々は感じているかも知れませんが。
沖縄では、できるだけ裏道を散策するようにしています。
垣間見える仔細な事物、何気ない事象を観察するのに夢中になってしまいます。
本島以外でも「沖縄」は十分堪能できますが、混沌さの点では沖縄本島です。
このチャンプルーさ~
日本・アジア・アメリカ・オセアニア、木・火・土・石・水・風、祖先・神々…
これらの中に人間の生活がしっくりと溶け込み~
溶け込んで、そして、主張しているのです。
日常の目で観れば、別にどうと言うことはないのかも知れませんが。
開南郵便局界隈を歩いていると、那覇高校の生徒達がゴミ袋を手にゴミ拾いして回っているのが目に留まりました。
夏の蒸し暑い日差しの中、ちょっと清々しい気持ちにさせてくれる光景でした。
(既出)
HP「沖縄の話をしよう!」へ (http://2nd.geocities.jp/lmeg_mamo0821/)